「球状星団M13」のマニュアル導入
「球状星団M13」のマニュアル導入について
オイラのやり方をお披露目します。
M13の導入難易度は、★★かと思います。
(難易度低い★、難易度・中★★、難易度高い★★★の3段階評価)
製図の視野円は、7.5°です。
対物レンズの焦点距離200mm、アイピース30mm(見掛視界50°)、を使用した想定です。
↓まず、視野中心に 「ヘルクレス座の星 ζ星」 を導入しましょう。
実は、このζ星を導入できるかどうかで、難易度が変わるのですが
透明度が良い時は、比較的楽に導入できます。
しかし、透明度が悪いと 別の星と間違えたりするので
難易度は、どうしても上がってしまいますね。
↓視野を北側にずらして ζ星を視野の南側の端っこに移動させます。
すると、実は もう M13 が視野に入っているのですが
ここで M13 自体が認識できれば、もう視野中央に 調整してズラせばOKです。
↓念のため、M13がどれだか分からない場合には
視野を北側に、もう少しズラしてζ星を視野から外します。
すると η星が視野に入ってきます。
視野の北側寄りに調整すれば、M13は ほぼ中央に位置しているでしょう。
普通の恒星とは 違って 低倍率では ボヤッとした感じの見え方です。
倍率を50~80倍程度にすると 少し周りの星が分解してきます。
もちろんそれなりの望遠鏡の口径が必要なのですが
やはり眼視で、ある程度分解している雰囲気が分かってくるのは
口径60mm以上からでしょうかね。
口径100mmくらいあると、とっても面白いですよ。
ところで、意外なことに
わずか口径36mmのコ・ボーグ36ED でも
写真撮影すると 驚くほど分解してくれます。
とっても面白いですよ。
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