「散開星団M11」のマニュアル導入
「散開星団M11」のマニュアル導入について
オイラのやり方をお披露目します。
M11の導入難易度は、★★かと思います。
(難易度低い★、難易度・中★★、難易度高い★★★の3段階評価)
星図の視野円は、7.5°です。
対物レンズの焦点距離200mm、アイピース30mm(見掛視界50°)、を使用した想定です。
↓まず、視野中心に 「こと座のベガ」 を導入しましょう。
次に、東側に視野を移動して、
↓近くにある こと座の ζ星 と δ星 を視野の中に入れます。
今度は、こと座の 四辺形の南側にある
ここから、39°30′程南側に 視野を移動します。結構な角度なので
辛抱強く ゆっくと視野を移動させてください。
視野を移動しているときに、視野内の天体を観察していると
殆どが恒星なのですが、恒星とは違った見え方をする天体があるということを
注意しながら観察するのがコツです。
視野内には、あまり明るい星が無いので見つけづらいかもしれませんが
(たて座 の 4等星β星が近くにあります)
15倍程度あれば、恒星とは違った ボーッとしたイメージに見えるかと思います。
(ただし、15倍だとイメージが小さいです。)
50倍くらいにすると少し微光星が分解してくるかと思います。
(望遠鏡の口径にもよります。)
光害地での眼視観察は、結構厳しい状況ですが
光害地でも 写真に撮ると意外と良く写ります。
これは とても楽しいものです。
空の暗い郊外地に行って 観望したときのイメージよりも良いので
不思議なくらいです。
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